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事故物件を建て替えても価値が上がらない理由は？工事するメリットも解説
2023-06-08
殺人や自殺があった物件は「事故物件」に分類され、建て替えても資産価値が上がらないのが一般的です。
しかし、それでも建て替えるケースが多く、その理由が気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、事故物件を建て替えたときの資産価値と、建て替えるメリットや費用相場を解説します。
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事故物件を建て替えても資産価値が上がらないのはなぜ？
事故物件となってしまった不動産は、不快感や恐怖心などの心理的瑕疵が残るのが一般的です。
建て替えてもそれらを取り除くことは難しく、2割〜5割ほど資産価値が低下します。
ただ、人気の高いエリアにある場合は、建て替えされていれば事故物件でも需要があるでしょう。
2割〜3割ほど価格を下げれば、買い手もスムーズにつきやすくなります。
売却の注意点は、建て替えをおこなっても告知義務がなくならないことです。
事故・事件で壁に傷がついてしまったり、設備が破損してしまったりした際には、買主に告知しなければなりません。
告知せずに売却した場合には、損害賠償の請求や契約解除などのトラブルに発展する可能性があります。
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事故物件を建て替えるメリット
事故物件を建て替えるメリットは、心理的瑕疵を低下させられる点です。
見た目が変われば気にならない方も多く、買い手がつきやすくなるでしょう。
建て替えをすることで、間取りや設備の自由度も上がるので、住宅以外の使い道も考えられます。
また、住宅ローンの選択肢が多く、資金調達がしやすいことも魅力的なポイントです。
住宅ローンは、リフォームローンより金利が安いため、低コストで建て替えが実現できます。
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事故物件を建て替えるときの費用
建て替えで発生する費用は、主に解体費用・登記費用・地盤調査費用・設計建築費用の4つです。
それぞれ規模や作業内容によって相場は異なりますが、解体費用は60万円～200万円ほど、登記費用は20万円ほどかかります。
地盤調査を依頼する場合には5万円〜25万円ほど、建築費用には1坪50万円ほど必要になるため、余裕を持って準備しておきましょう。
費用を安く抑えたい場合は、床材や屋根材などのグレードを下げることをおすすめします。
まとめ
事故物件は建て替えても資産価値が上がらず、告知義務も残るのが一般的です。
それでも建て替えることで心理的瑕疵を低下させられるため、買い手はつきやすくなるでしょう。
建て替えには解体費用や登記費用などさまざまな費用がかかるので、しっかりと計画しておく必要があります。
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加藤良一
部署：売却コンサルタント
資格：宅地建物取引士、不動産仲介士
一生に一度あるかどうかの不動産売買取引に不安は付きものです。
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