2022-01-23
「終活」という言葉を目にしたり聞いたりしたことはありませんか?
「終活」とは、「人生を終えるにあたって準備すること」といった意味で使われる言葉ですが、身の回りの整理だけでなく、財産をどうするかということで悩まれる方も多いでしょう。
財産のなかでも、不動産については、空き家になってしまう可能性があるため、「不動産の終活」をおこなっておくことをおすすめします。
そこで今回は、「不動産の終活」をおこなうにあたって、空き家になった場合の管理方法や、放置した場合のデメリットについて解説します。
空き家にしないための対策もお伝えしますので、港区を中心とした大正区、此花区、西淀川区、西区、南港といった大阪ベイエリアで、不動産の終活をお考えの方は、ぜひご参考にしてください。
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目次
不動産の終活をおこなうにあたり、お子さんに不動産を相続するか、あるいは売却するべきか、どちらが良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
たとえば、お子さんが遠方に住んでいる、また、不動産を利用する予定がないといった場合、相続しても空き家になってしまう可能性があります。
人が住まなくなった家は、急速に老朽化が進みます。
老朽化を遅らせるためには、適切な管理が必要です。
そこで、不動産の終活として、まずは空き家の管理方法について知っておきましょう。
空き家の管理方法として、次の4つが考えられます。
それぞれについて、順番にご説明していきましょう。
換気
空き家は、ドアや窓を閉め切っているため、湿気がこもった状態になっています。
湿気は、カビやシロアリが発生する原因になり、建物の構造で重要な柱などを腐らせる可能性があります。
家のなかにこもった湿気を外に逃がすためには、定期的に換気をおこなうことが必要です。
通水
排水口の下は、「封水」と呼ばれる水が、常に溜まる仕組みになっており、汚臭や虫の侵入などを防いでいます。
長期間、水道を使わないで放置すると、この封水が蒸発し、家のなかに汚臭がこもるため、定期的に通水する必要があります。
掃除
室内に溜まったホコリを外に掃き出したり、庭の手入れをおこなったりと、空き家でも掃除をすることで、虫や動物の巣になることを防ぐことができます。
建物の目視確認
空き家の場合、雨漏りや外壁の損傷があっても、発見が遅れます。
そのまま放置していると、さらに劣化が進み、倒壊する恐れもあるでしょう。
とくに、大雨や台風のあとは、早めに確認することが大切です。
空き家を管理する手段として、「所有者や親族が定期的に訪れておこなう」もしくは、「管理会社に依頼する」の2つが考えられます。
所有者や親族がおこなう場合は、先ほどお伝えしたような作業を、月に1度のペースで続けると良いでしょう。
管理会社に依頼すれば、定期的に訪れて、管理をおこなってくれます。
ただし、費用が発生することを頭に入れておきましょう。
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不動産の終活をおこなううえで、相続した不動産が空き家になった場合に、どのようなデメリットが生じるのかも知っておきましょう。
ここからは、相続後に管理をおこなわず、空き家状態で放置した場合に考えられるデメリットを、いくつかご紹介します。
前章でもお伝えしたように、空き家は急速に老朽化が進みます。
管理をおこなわず放置すると、湿気による腐食や、外壁のひび割れなどが起こり、価値が大幅に下がる可能性があります。
空き家は、旧耐震基準で建てられているケースが多く、老朽化が進んだうえに地震などの災害が発生した場合、倒壊のリスクがあります。
倒壊が原因で、隣家や通行人にケガをさせたりする可能性も考えられるでしょう。
この場合、その家に住んでいなくても、所有者が責任を問われます。
不動産は、所有しているだけで固定資産税がかかるため、利用する予定がない不動産に、税金を支払い続けることになります。
「倒壊する危険がある」「衛生上有害となる恐れがある」など、放置しておくべきではないと行政が判断した場合、特定空き家に指定されます。
そうなると、住宅用地の特例による固定資産税の優遇措置が適用されず、固定資産税が跳ね上がるため、負担が大きくなります。
特定空き家に指定されてもなお、管理をおこなわなければ、強制的に解体され、なおかつ、その費用は所有者負担です。
空き家を管理するためには、定期的に訪れる手間がかかります。
遠方に住んでいる場合は、交通費もかかるでしょう。
一方、管理会社に依頼した場合は、管理費用が発生します。
このように、空き家を放置すると生じるデメリットを理解したうえで、不動産の終活を考えていきましょう。
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では、相続した不動産を空き家にしないためにはどうすれば良いのでしょうか。
いくつか対策をご紹介しますので、不動産の終活をおこなう際のご参考にしてください。
「今は使わないが、実家を手放したくない」という場合は、賃貸物件として活用するのも対策の一つです。
空き家にしておくよりも、人が住んでいるほうが、建物の痛みにも早く気づき、家も長持ちするでしょう。
ただし、安定した家賃収入が見込め、さらに、固定資産税などの維持費を差し引いてもプラスになるかどうかの見極めが必要です。
「入居者が現れそうにない」「家賃収入より維持費のほうが高くなる」といった場合は、自治体に寄附するという方法もあります。
空き家を必要としていれば、受け入れてくれる可能性があります。
空き家になる可能性がある場合は、売却することを検討しましょう。
前章でもお伝えしたように、空き家になった状態で放置しておくと、さまざまなデメリットが生じるだけでなく、劣化がひどくなれば売却も難しくなります。
売却して現金化すれば、管理費や税金といった維持費は必要なくなります。
また、複数人で相続する場合も、現金化すれば分割しやすくなるため、親族間でトラブルになる心配もいりません。
さらに、「被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例」を利用すれば、譲渡所得から最高3,000万円まで、控除を受けられます。
これらをふまえて、空き家になった場合のデメリットや、空き家にしないための対策について、ご家族でしっかりと話し合うことが、不動産の終活の第一歩だといえるでしょう。
なお、不動産取引については、専門的な知識や手続きが必要になる場面がたくさんあります。
不動産の終活をおこなう際は、不動産会社に相談して、アドバイスを受けながら進めていくことをおすすめします。
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相続した不動産が空き家になった場合には、定期的な管理が必要になり、手間と費用がかかります。
ほかにも、さまざまなデメリットが生じるため、空き家になる可能性がある場合は、売却する方向で、不動産の終活をおこなってはいかがでしょうか。
弊社は、港区を中心とした大正区、此花区、西淀川区、西区、南港といった大阪ベイエリアで不動産売却のサポートをおこなっております。
不動産の相続に関するご相談も承っておりますので、不動産売却をご検討の際は、ぜひ「大阪市不動産売却.com」まで、お気軽にお問い合わせください。
部署:売却コンサルタント
資格:宅地建物取引士、不動産仲介士
一生に一度あるかどうかの不動産売買取引に不安は付きものです。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
私たちは不動産のプロとして、目の前の一人一人に向き合い、そのタイミングで最適な方法での売却をご提案いたします。 一生に一度だからこそ、私たちは正しい情報を発信し、後悔の無い取引をして頂きたいと心から思い、このサイトを立ち上げました。ぜひ、ご満足できる売却・購入ができれば幸いです。
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